流木 アート
ある日の事です。海岸線を散歩していると、岩場の影からやすさんやすさんと呼ばれる気がして何気なく行って見ると、大海原を何年・何十年も漂流して島に辿り着いたか、荒波に揉まれ、貝殻が付着したみすぼらしい流木が。可哀そうと家に持ち帰り、水に入れて塩抜き、貝殻を落とし、ある程度整形すると流木さんが「ありがとう」と言っている気がして、今度は研磨・色付けしたら、やっぱり「やすさん、こんなに美しく、ありがとう」と。どの国の原産か、如何なる品種かは読み取る事は出来ず、貝殻・岩場で揉まれた結果の穴や傷も多く、中々判断は出来ません。島の周りの色んな場所を散歩する事が楽しく、それでも中々会えない流木さんですけど、それがまた楽しくの毎日です。愛情を込めた子供達です。皆様方のストレス解消、心の癒しにでもなれば幸いです。末永く可愛がってやって下さい。ありがとう。
書:田端 保計(たばた やすかず)【長崎県五島列島にある嵯峨ノ島在住の流木アーティスト】
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